日本土壌肥料学会九州支部ホームページ



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2024年度(令和6年度)日本土壌肥料学会九州支部例会を2024年12月12日(木)、13日(金)に鹿児島大学にて開催します。

                                           👆詳細は支部例会ページから


ようこそ、日本土壌肥料学会九州支部ホームページへ!土壌肥料学は、土壌学、植物栄養学、肥料学、土壌微生物学、生態学、環境科学、分析化学など多くの学際領域を包含しており、農業生産や環境保全に関わる試験研究を学問的・学術的に支援しながら発展してきました。これまで、日本における食料の増産や安定供給に大きく貢献してきましたが、近年は環境への配慮や農地の持つ多面的機能といったより幅広い視点の中で、持続的に食料を生産するシステムの確立が求められており、土壌肥料学が果たすべき役割はますます大きくなっています。

 一般社団法人日本土壌肥料学会は、土壌肥料学に関わる教育・試験研究・普及行政・産業などに携わるメンバーで構成する学術団体であり、正会員と学生会員を合わせて約2000人が所属しています。九州支部は、福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県の合計8県で活動している会員で組織されています。日本の南西部を占めるこの地域の土壌や風土は独特であり、長い歴史の中で培われた農業生産のための工夫や技術はまさに文化でもあり、美しい自然と共生してきた歴史を垣間見ることもできます。土壌肥料学は、単に農業生産性の向上だけが目標ではありません。農業生産に関わる環境問題の解決、健全な物質循環系の構築、農地による災害防止機能など多面的機能の評価などを通じて、農業・農村における生物多様性の保全やコミュニティーの維持にも貢献するものです。そのためには、多様な専門の方々に参加していただき、知恵を出し合って進めるのが良いと考えています。是非、みなさんも本会に参加し、この地域の未来のために一緒に考えていきましょう。

 本会の主な活動は、下記の通りです。

・⽇本⼟壌肥料学会九州⽀部例会開催(講演発表会:年1回)

・顕著な業績に対する表彰

 (日本土壌肥料学会九州支部・学術賞、技術賞、奨励賞)

・支部会員に対する活動助成(助成金の支給)

 加えて、今後はタイミングを見計らいながら、とくに若手会員の育成や交流促進を目指して、情報交換会や土壌断面観察会などを企画していきたいと思っています。みなさまの積極的なご参加をお待ちしています!


九州支部長 平舘 俊太郎(九州大学)


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